D-Arts テリー・ボガード レビュー

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D-Arts テリー・ボガード レビュー 

商品名:D-Arts テリー・ボガード
作品名:THE KING OF FIGHTERS
発売元:バンダイ
発売日:2012年11月23日
価格:4,410円(税込)
原型製作:--
備考:--

テリー

『ストリートファイター』シリーズと並ぶ格闘アクションの金字塔『餓狼伝説』および『ザ・キングオブファイターズ』より、「ワイルドウルフ(餓えた狼)」の異名を持つ伝説の格闘家「テリー・ボガード」

格闘スタイルや外見のモデルは梶原一騎の漫画『四角いジャングル』に登場する格闘家「ベニー・ユキーデ」だと思われます。これは「金髪」「陽気」「イケメン」「アメリカ人」という共通項を持ち、クロスオーバー作品でしばしば対比されるストIIのケン・マスターズと同様。ストIIの場合ケンはあくまでも準主役であり、本当の主役はリュウという寡黙で朴訥な「格闘モノによくいるタイプ」のキャラクターですが、餓狼伝説は陽気で爽やかなテリーを主役に据えているという点で当時のゲームとしては異彩を放っていました。

ちなみに割と誤解されがち、というか自分は結構長い間誤解していたのですが、弟のアンディとは血縁関係のない義兄弟です。てっきり本当の兄弟が揃ってジェフ・ボガードの養子になったのかと思っていました。



パッケージ

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シリーズ展開の都合か餓狼伝説ではなくKOFキャラクターとしての商品化ですが、パッケージには一作目であるKOF'94のロゴが描かれています。KOF94と95は攻撃力が異常に高くて大味なバランスでしたが、一番熱中しました。

セット内容

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>>フィギュア本体、オプション顔×2、オプション後髪、オプション手首×6、ザック(手首付き)、バーンナックル再現パーツ(A/B)、パワーウェイブ再現パーツ、パワーゲイザー再現パーツ、ディスプレイ用ジョイントパーツ

エフェクトパーツが充実しています。

パッケージにはアンケートURLが記載された用紙が封入されていました。
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このシルエットは、アニメ版の中の人が香取慎吾だったサムライですね。

アンケートには「今後商品化して欲しい作品」という設問があり、選択肢は以下のようになっていました。

1. 餓狼伝説シリーズ
2. 龍虎の拳シリーズ
3. KOFシリーズ
4. サムライスピリッツ・真サムライスピリッツ
5. ストリートファイターⅡシリーズ
6. ストリートファイターZEROシリーズ
7. ストリートファイターシリーズ(その他)
8. ヴァンパイアシリーズ
9. 鉄拳シリーズ 
10. バーチャファイターシリーズ
11. ワールドヒーローズシリーズ
12. ソウルキャリバーシリーズ
13. ギルティギアシリーズ
14. BLAZBLUEシリーズ
15. その他

3つ選んで下さいとのことなので「2. 龍虎の拳シリーズ 」「5. ストリートファイターⅡシリーズ 」「10. バーチャファイターシリーズ」にしておきましたが、正直全部商品化してほしいです(笑)。

「その他」を挙げるとすれば月華の剣士、闘神伝、豪血寺一族、ファイティングバイパーズあたりですかね。闘神伝はタカラなので無理でしょうけど。

全身


真っ赤なジャンパー(通称「テリジャン」)に帽子、白シャツ、デニムジーンズというおなじみの出で立ち。餓狼世代の男子は皆一度はテリーに憧れてコンバースのシューズを履いたことがあるのではないでしょうか?かくいう自分もそうなんですが(笑)。

ガッシリしていて安定感が高そうな見た目ですが、上半身が重いからか足首の可動範囲が狭いせいかバランスは劣悪の部類で、写真のように素立ちをさせるのも難儀だったりします。各種ポーズを取らせるためにも実質台座は必須、と考えたほうがいいかもしれません。

全高は約15cm
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肉体派キャラクターに対してのノウハウに雲泥の差があるので比較するのも酷ですが、造形、可動ともに超像可動のほうが完成度は高いです。

頭部

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相変わらずバンダイのイケメンキャラの顔は微妙に残念な感じになってしまいます。いくら可動重視の商品でも人形である以上顔は命なので、もうちょっと気を遣って作ってもらいたいです。個体差かもしれませんが、デフォルトの顔以外は首のジョイントが異常にキツく、温めて柔らかくしないと嵌りませんでした。

頭部は帽子と後ろ髪を取り外す形で交換します。
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こういう仕様にもかかわらず、帽子を外した状態の頭頂部が付属していないというのはマイナスポイント。テリーの代名詞ともいえる「OK!」のポーズができません。

後ろ髪は後ろになびいた状態のものも付属します。
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ジョイント部分が脆そうなので交換の際は少し気をつけたほうがいいかもしれません。

可動

魂STAGEの支柱などを接続するためにはお尻のパーツを交換します。
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穴の付いていないほうは「引っかかり」がないので非常に外しにくく、フラストレーションが溜まります。どうせ後ろ側なんて見えないのでフタは外しっぱなしのほうがイライラしなくていいかもしれません。

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首は上部ダブルボールジョイント、下部ボールジョイント。

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肩はダブルボールジョイント。シャツの袖は独立して縦ロール。肘二重関節。手首は軸接続ですが、ヒンジでスナップが利かせられます(figmaのようなスタイル)。肩や肘は比較的よく動くのですが、胸板が厚いので腕組みは出来ません。二の腕にロール軸があればもう少し動くのですが……。

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腹部、腰にボールジョイント+前後スイング。ここも筋肉が邪魔をしてあまり動きません。腰を捻りすぎるとジョイントが外れて胴体がバラバラになってしまいます。

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股関節球体ジョイント、腿上ロール軸。ここの可動は結構考えられており、腿と股間が観賞しないようにジョイントの軸が上下にスライドしてクリアランスを確保出来るようになっています。

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膝二重関節。

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足首ボールジョイント、爪先独立可動。足首の可動はジーンズの裾に殺されてほとんど動かず、それが自立しにくい最大の要因となっています。裾部分をアンクレット状の別パーツにする等、もうちょっと動かす方法はあると思うんですけどね。

オプション

ザック
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着替えや日用品などが入っていると思われる袋。専用の手首と繋がっており、紐はナイロンで作られています。ちなみにテリーはいわゆるホームレスですが、路上で生活しているわけではなさそうなので今でいうところのネカフェ難民のようなものでしょう。

フィギュアに持たせる際は手首を交換します。
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手首が右のみなので左手では持てません。

バーンナックル再現パーツ
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テリーの必殺技「バーンナックル」を再現するためのエフェクトパーツ。クリアパーツの上から塗装されています。

細長いパーツは前腕部に被せ、丸いパーツは拳に嵌める形で取り付けます。
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一応拳の形は右に合わせてありますが、左にも取り付けられます。キャラが右向きだと左で殴るので、左をデフォにしてもよかったような気も。

パワーウェイブ再現パーツ
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テリーの必殺技「パワーウェイブ」を再現するためのエフェクトパーツ。「波動拳」しかり「かめはめ波」しかり、飛び道具は「飛ぶもの」と思っていただけに、地を這うこの技は非常に新鮮でした。

これもクリアパーツの上からグラデーションがかけられていますが、バーンナックルと違いフィギュアとの接続ギミックはなく、ただ足元に置くだけです(写真は下で)。

パワーゲイザー再現パーツ
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テリーの超必殺技「パワーゲイザー」を再現するためのエフェクトパーツ。KOFバージョンのテリーということで、気柱の形状もKOF以降の仕様となっています。個人的には真上に大きく立ち上るタイプのほうが迫力があって好きですが。

これもパワーウェイブと同じくクリアパーツの上からグラデーション塗装されており、フィギュアとの接続ギミックはありません。

アクションなどなど


つばを掴む手首があるのに帽子が取れないのは残念過ぎます。ちなみに「OK!」はKOF94バージョンが一番カッコ良いと思います。

立ち強K

ジャンプ強K

立ち強P

バーンナックル

テリーの技の中では一番真似しやすいので誰しも一度は真似したことがあるのでは?(笑)

パワーウェイブ

KOFでは96以降しばらく飛ばなくなっちゃうんですよね。それがKOFに冷めた最大の理由かもしれません。

ライジングタックル

絶対真似できない技(笑)。帽子を押さえてるのが芸コマで好き。コマンド技になっていた時代もありますが、やっぱりこの技はタメ技であるべき。

クラックシュート

絶対真似できない技その2。なんだかよくわからない技だからか、作品によって性能がまちまち。このモーションを考えた人は天才だと思います。

パワーダンク

悪名高い餓狼3が初出の技。自分はセガサターン版を持っていましたが、ローディングが長すぎて地獄でした。テリーの永久パターンは知らなかったのでそこは普通に遊んでましたけど。

パワーゲイザー

パワーウェイブで牽制しつつ飛び込んできた相手をゲイザー迎撃、というのがテリーにとって定番の立ち回りですね。

トリプルゲイザー

二段目が好き。初出の餓狼3では通常のパワーゲイザーのコマンドを入力すると1/1024の確率で発動という意味不明な仕様でしたが、その方法で出した人は果たしているのでしょうか……。。

ハイアングルゲイザー

テリーとしては初となるKOFオリジナル超必殺技(本家ではPS版リアルバウトSPのみ採用)。掛け声は「オーバーヒート!ゲイザー!」に聞こえますが、正しくは「Oh My Shit!ゲイザー!」と言っているようです。

サニーパンチ

そんな技はない。

うっおーーっ!!

くっあーっ!!

ざけんなーーーっ!

男なら拳ひとつで勝負せんかい!!

テリーから出したのはネタにしやすいからだと予想してます。

総括

思い入れが強いキャラクターなのでなんだかんだで撮影していて楽しかったですが、弄れば弄るほど不満の出てくる商品ではあります。

顔についてはこの際いいとして(よくないけど)、最大の問題は可動範囲が思いのほか狭いということ。ただでさえ格闘ゲームのモーションは無茶なものが多いので再現するためには相応の可動域が必要となりますが、残念ながらこの商品の可動は並以下。マッチョキャラにありがちな「筋肉が邪魔で関節が曲がらない」という欠点がモロに出てしまっています。

上のアクションポーズ写真も試行錯誤の連続で、全部撮り終わるのに一晩かかりました。中にはアングルでごまかしていたり、不安定すぎてその状態でのディスプレイは実質不可能なポーズもあるので、その点は留意しておいたほうがいいかもしれません。

ただバンダイがこの手のキャラクターをリリースするのは初めてなので、それを踏まえて考えると「まずまずの出来」と言えるのではないでしょうか。少なくともプリキュアの時のような壊滅的酷さはありません(笑)。プリキュアがそうであったように、シリーズが続くにつれ品質は必ず向上すると信じていますので、是非コンスタントにリリースし続けて欲しいです。

とりあえず餓狼シリーズはアンディ、ジョー、キム、ギースぐらいは出してもらいたいですね。舞やブルー・マリーといった女性陣は出来れば他のメーカーさんに……(笑)。


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